ゲーゲンプレスを主軸として引っ張ってきたジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーらの後継者探しに躍起になっているリバプール。ジュード・ベリンガム(ドルトムント)を筆頭に、モイセス・カイセド(ブライトン)ら運動量豊富なミッドフィルダー獲得の可能性を探っている。
他にも、ルベン・ネヴェス(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ)やコンラート・ライマー(RBライプツィヒ)らもターゲットとして報じられる中、カタールW杯で躍進するモロッコ代表で中盤の底を務めるミッドフィルダーの名前が浮上。
多くのプレミアリーグがモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトに関心を寄せているとし、特にリバプールが同選手の動向をモニタリングしていると、『Sky Sport Germany』フロリアン・プレッテンベルク記者が伝えている。
News #Amrabat: Been told that many clubs from the Premier League observing him, especially #LFC (next to Bellingham & Caicedo). No negotiations now but he is open to leave #Fiorentina. Salary now around €3-4m + Boni. Price tag: More than €30m! Key player! @SkySportDE 🇲🇦 pic.twitter.com/1JlE0rHVEM
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) December 2, 2022
ベルギーやクロアチアらと同組となったカタールW杯では、グループステージを首位通過。アンカー・マンとして、相手の攻撃の芽を摘み続け、中盤でバランスを整える。足元の技術にも優れており、囲まれても簡単にはボールを奪われずに、前線にもパスを通すことができる。
激しくタックルやプレスをかけ続けることもでき、ゲーゲンプレスとは相性が良さそう。純然たるバックアップのいなかったブラジル代表MFファビーニョの控えにも据えることができ、チーム戦力はアップするだろう。
26歳ミッドフィルダーは、所属するフィオレンティーナではレギュラーに定着。今シーズンはここまで20試合に出場しており、その評価額は3000万ユーロ(約39億円)以上とも言われ、同クラブとは2024年まで契約を結んでいる。
この夏に獲得したユベントスMFアルトゥールがコンディションが整わずに、ほとんどプレーできていない。ジュード・ベリンガムやモイセス・カイセドを大本命として、レギュラークラスではないが、チームの中盤の枚数を確保するためには適切なターゲットにも思える。
はたして、リバプールはワールドカップで評価を高めた中盤のファイター獲得に乗り出すのだろうか…?