ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナー、チアゴ・アルカンタラら30代を向けたミッドフィルダー陣の長期的な後継者として、リバプールはボルシア・ドルトムントに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得を本気で狙っている。
2020年の夏にバーミンガムからドイツに新天地を求めた若武者は、19歳ながらこれまで112試合19ゴール21アシストを記録しており、カタールW杯に参戦するイングランド代表でもレギュラーの座を掴み、すでに通算21試合に出場。
類稀なる才能に加えて、ピッチ上で見せるパフォーマンスにより、評価が高まり続ける同ミッドフィルダーに対して、リバプール以外にもマンチェスター・シティやレアル・マドリードらメガクラブが関心を示している。
海外メディア『Football Insider』によれば、マンチェスター・シティはファイナンシャル・フェアプレーを順守するため、そして移籍資金を上乗せするために、英国史上最高額の男…イングランド代表MFジャック・グリーリッシュの売却に前向きのようだ。
ジョゼップ・グアルディオラ監督のもと、いまだにスタメンの座を射止められずにベンチに燻る元アストン・ヴィラMFは、これまで55試合7ゴール4アシストを挙げているものの、アストン・ヴィラ時代を上回るインパクトを残せずに苦しんでいる。
他方、海外メディア『le10sport』によれば、強力すぎるスリートップを誇るパリ・サンジェルマンも関心を強めている。毎年のように新たなミッドフィルダーを獲得している同クラブは、この夏にもヴィティーニャやレナト・サンチェス、ファビアン・ルイス、カルロス・ソレールを迎え入れた。
豪華な中盤を有しているにも関わらず、チームを率いるクリストフ・ガルティエ監督はさらなる中盤の強化を目論んでおり、カタールW杯でさらにレベルアップに成功したイングランド代表ミッドフィルダーの動向を追っている。
リバプールにとっては、ヨーロッパで ”3大” 金満クラブとの争奪戦は困難を極める。これまでの補強手法を打ち破り、19歳の逸材に大金を投じる準備を進めているが、移籍金が上昇し続ければ手に負えない状況に陥る。
はたして、リバプールは待望のミッドフィルダー獲得に成功するのだろうか…?