昨シーズンまではユース・レベルで活躍した19歳のベンフィカDFアントニオ・シウバは、今季の活躍でヨーロッパでも才能豊かな若手センターバックとして評価を高めており、チャンピオンズリーグでも全試合において、先発出場を果たしている。
カタールW杯にも、タレントひしめくポルトガル代表に招集されており、グループステージ最終節・韓国代表との試合でスタメンの座を射止めた。フィルジル・ファンダイクやジョエル・マティプが30歳を超え、将来を見据えた投資が必要なリバプールが同センターバックに関心を抱いていると言われる。
同じくプレミアリーグで戦うトッテナム・ホットスパーも獲得を狙っていると噂される中、争奪戦はさらに熾烈になるかもしれない。海外メディア『A Bola』によると、ナポリやユベントスらセリエA勢も興味を持っているようだ。
純然たるディフェンス能力に加えて、テクニックも兼ね備えた現代的なセンターバックは、フランス代表DFイブラヒマ・コナテの相棒に最適。元チャールトンDFジョー・ゴメスが伸び悩んでおり、レギュラーを張るには実力不足感は否めないため、19歳センターバックは強力なライバルになり得る。
その評価額は絶賛上昇中。来夏にはジュード・ベリンガム獲得に向けて大盤振る舞いを予定するリバプールだけに、大金を使った獲得は避けたいところ。はたして、リバプールは将来有望な若きセンターバックを確保するに至るのだろうか…?