ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラらが30歳を超え、ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらが今シーズン限りで退団濃厚となっているリバプールは、ミッドフィルダーの補強が急務だ。
来年の夏にはボルシア・ドルトムントで活躍するイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得に乗り出すと言われ、この冬にもオーストリア代表MFコンラート・ライマーら獲得に動く可能性すら報じられている。
チェルシーで契約更新に向けた交渉が難航しているイングランド代表MFメイソン・マウントも獲得候補のひとり。アンフィールドに移る確率は限りなく低いが、ユベントスとともに交渉の進捗をモニタリングしているとも。
かつてトッテナム・ホットスパーやリバプールでプレー経験を持つ元アメリカ代表GKブラッド・フリーデルは、メイソン・マウントがリバプールにとって有益な補強になるとした上で、来年6月で契約満了となるフランス代表MFエンゴロ・カンテ獲得にも言及した。
「メイソン・マウントは並外れた選手だが、ユルゲン・クロップにとって間違いないのは、チェルシーとリバプールにとって金銭的に有利な場合だけだ。」
「選手本人が移籍を望んでいなければならないし、クロップが彼を欲しがっているという噂は本当でなければならない。このような選手の移籍は、マウントと同じように、全員が賛成して初めてうまくいくと思う。しかし、彼が非常に良い選手であることは明らかで、リバプールにとって良い契約となるだろう。」
「フレンキー・デ・ヨングやジュード・ベリンガムの交渉が行われているのは知っているが、もしエンゴロ・カンテのような選手がフリーでやってきたら、彼はプレーしなければならないだろうね。」
「カンテは本当にいい選手だ。確かにケガの問題はあったが、彼は傑出している。リバプールは僕よりもよく分かっている。でも、カンテには多くのクラブが興味を示すだろうし、リバプールを含め、どのクラブにとっても素晴らしい選手になるだろうね。」
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怪我の影響でカタールW杯で躍進するフランス代表から漏れた同ミッドフィルダーだが、ピッチ全体をカバーする能力はいまだ一級品。あらゆる局面に顔出して、相手からボールを奪取し、時には前線に駆け上がりゴールにも絡む。
プレミアリーグでの経験も豊富で、リバプールにとっては願ってもないミッドフィルダーだが、年齢はネックになる。31歳と全盛期を超えており、今後飛躍的な成長は見込めない。世代交代という名目では適切な人材と言えず、20代中盤の選手が優先になるだろう。
はたして、フランス代表MFがアンフィールドに電撃移籍を果たす未来はあり得るのだろうか…?