この冬の移籍市場では、新たなミッドフィルダーを狙うリバプール。夏にも乗り出したものの、タイミングが遅すぎた。数々のミッドフィルダー獲得に動き出したようだが、後任を確保できない所属元はこぞって放出を拒否。結果的には、ユベントスで出場時間を確保できていなかった元バルセロナMFアルトゥールのみが加わった。
頼みの元ブラジル代表MFもコンディションが整わずに、アカデミーの試合に出場していたが、そのプロセスで負傷。怪我人が続出したチームを助けることはできずに、シーズン後半の巻き返しを狙うが、レンタル移籍期限終了とともに退団は避けられないだろう。
引き続きミッドフィルダーを探すリバプールにとって、トップターゲットはイングランド代表MFジュード・ベリンガム。他にはエンソ・フェルナンデス（ベンフィカ）やモイセス・カイセド（ブライトン）への関心が伝えられ、冬と夏でミッドフィルダーが複数名加入する可能性は高まる。
カタールW杯でベスト4と大躍進したモロッコ代表の中盤の底で相手の攻撃を食い止め、ピッチ全体をカバーし続けたフィオレンティーナMFソフィアン・アムラバトもそのひとり。チェルシーからの関心を噂される同選手だが、リバプールが先に動き出すかもしれない。
海外メディア『Lions de I’Atlas』によれば、リバプールはモロッコ代表MF獲得に向けて準備を進めており、移籍金として3900万ポンド（約54.6億円）でのオファーを検討しているようだ。
26歳ミッドフィルダーは同大会前までは決してネームバリューが高いわけではなかった。しかし、大会を通じて素晴らしいパフォーマンスを連発し、ベストミッドフィルダーになっておかしくないほどのプレーぶりにより、ヨーロッパの多くのクラブが関心を示すことに。
チェルシー以外にも、アトレティコ・マドリードやバルセロナ、そしてフィオレンティーナ残留とも。選手はディエゴ・シメオネ監督を高く評価していることから、アトレティコ・マドリード移籍加速かなど…毎日のように報道される内容は変わる。
まもなく開く移籍マーケットだが、はたしてモロッコ代表ミッドフィルダーはどのクラブに向かうのだろうか…？