ユルゲン・クロップ監督のもとで長年に渡って中盤を引っ張り続けてきたジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーらが30代中盤となり、全盛期のようなプレーを毎試合で見せることが難しくなってきている。
さらには、チアゴ・アルカンタラやファビーニョらもアラサーで、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらは今シーズン限りで契約満了に伴い退団が濃厚となっており、来シーズンに向けて、リバプールは中盤の刷新に余念がない。
この夏からドルトムントMFジュード・ベリンガムをトップターゲットに据え、本当かはわからないが選手本人や家族はリバプール移籍を希望しているとも。ただし、多額の移籍金が障害になる可能性も否めず、別の候補のスカウティングにも力を入れている。
中でも、カタールW杯で大活躍し、一躍大人気銘柄になったアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスに対して、リバプールも強い関心を抱いている。複数のメディアによれば、獲得オファーも準備しているとも言われ、争奪戦への参加は間違いなさそう。
見事優勝したワールドカップで最優秀若手に選出された同ミッドフィルダーだが、ベンフィカはシーズン途中での売却には後ろ向き。クラブの名前こそ出ていないが、8800万ポンド(約123億円)ものオファーにも首を縦に振らず、最低でも契約解除条項の1億500万ポンド(約147億円)は譲らないと、ポルトガル紙『Record』が伝えている。
2022年の夏にベンフィカに加わった同選手は、すでにクラブの中心として活躍。ここまで24試合3ゴール5アシストと数字を残しており、同クラブで会長を務める元ポルトガル代表MFルイ・コスタも半年間での放出に否定的のようだ。
はたして、アルゼンチン代表のワールドカップ制覇に大きく貢献した元リーベル・プレートMFは、この冬の移籍マーケットで新たなクラブに移るのだろうか…?