ワールドカップでの中断期間が明け、初めてのプレミアリーグ。アストン・ヴィラとのアウェイ戦に臨んだリバプールは、試合開始早々からリードを奪い、前半のうちに2点差にリードを広げ、楽勝ムードが漂った。
しかし、後半にはホームチームが反撃開始。ボール支配すると、1点を返して、リードはわずか1点に。アストン・ビラにも、リバプールにも得点のチャンスはあったものの、試合は80分までそのまま続く展開。
すると、途中出場した18歳MFステファン・バイチェティッチが81分にリードをふたたび広げる。ダルウィン・ヌニェスが抜け出し、ゴール前に溢れたボールをうまく扱い、相手DFの股を抜いたシュートはゴールネットに突き刺さった。
2021年の冬にリバプール移籍を果たした若きミッドフィルダーにとっては、トップチームならびにプレミアリーグで初得点。元々センターバックであり、守備的MFにコンバートされ、得点力に特化した選手ではないが、勝利を決定づける貴重なゴールに試合後のインタビューでは興奮冷めやらなかった。
「信じられないよ!」
「僕はただ出場して、走って守ろうとしただけなんだ。それが僕の仕事だからね。」
「ダルウィン(・ヌニェス)が走っているのを見て、”よし、行かなきゃ!” と思ったんだ。僕はゴールを決めることに慣れていないよ。」
「ダルウィンがどれだけ速いか、どれだけうまいかは知っているから、彼があのボールで何かやってくれるだろうとは思っていた。だから、ボックス内に入り、ボールが来て、そのままゴールを決めたんだ。」
「どうすればいいのかわからなかった。ただ、自分がやってきたこと、スペインから若いうちに移籍したこと、それが報われたんだと思った。」
「今シーズンはずっとここで働き、学び、観察しようとしてきた。」
「ドバイでは2試合に出場し、経験と自信を得ることができた。とてもいい経験になったね。もっと出場時間を増やして、ハードワークと学習を続けられるといいね。」
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