オランダ色を強めるマンチェスター・ユナイテッド移籍が濃厚と見られていたオランダ代表FWコーディ・ガクポは、急転直下でリバプール移籍が決定。長い間争奪戦をリードしていたマンチェスターだったが、ジュリアン・ウォードSD率いるリバプールに出し抜かれた格好だ。
カタールW杯ではオレンジ軍団でスタメンを張り、グループステージでは3試合連続ゴールを記録。PSVアイントホーフェンでは通算159試合55ゴール50アシストをマークし、キャプテンを務めるほどの23歳のアタッカーがプレミアリーグにステップアップを果たす。
ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスと過去の移籍市場で2連続でフォワードを補強したリバプールは、前線をさらにテコ入れ。ウルグアイ代表FWと同様に身長が高いが、足元に優れ、中盤も含めて様々なポジションでプレーできる現有戦力とは違った特長を持ったフォワード加入は、シーズン後半戦の戦いを後押しすること間違いなし。
今回の補強には、かつてリバプールで104試合で63ゴールを沈めた元アイルランド代表FWジョン・オルドリッジも、ガクポを加えた豪華フォワード陣に対して、惜しみない絶賛の声を送っている。
「コーディ・ガクポはリバプールのプレースタイルに理想的な選手だろう。彼は前線なら右サイド、左サイドでもプレーすることができる。」
「彼は中央でもプレーできるし、それこそユルゲン(・クロップ)が好む選手。オプションと少し動き回ることができる選手を好むが、彼は確かにその “ひとり” だ。」
「(ダルウィン・)ヌニェスは左サイドでプレーすることができ、本当にいい仕事をしている。サラーもそうだし、ディオゴ・ジョッタもそうだ。」
「リバプールには、ロベルト・フィルミーノもいるし、彼らがすべてフィットして使える状態であれば、十分すぎるほどのオプションがある。ルイス・ディアスは、まさに左ウィンガーだね。」
Liverpool Echo
初めてのプレミアリーグ挑戦であり、ルイス・ディアスのようにすぐさま適応することは難しい。それでも、同国代表DFフィルジル・ファンダイクのサポートを受け、アンフィールドで成功してくれることだろう…