ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラらが30歳を超え、ファビーニョもまもなく30代。ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらは今季限りで契約満了を迎え、一気にミッドフィルダー3選手を失う可能性がある。
ドルトムントに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムをトップターゲットに、この冬や来夏の移籍市場で新たな中盤の選手を狙うリバプールだが、カタールW杯で最優秀若手選手賞を受賞したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスへの関心が度々報じられてきた。
ところが、1億500万ポンド(約147億円)もの契約解除金が設定されていると言われる同ミッドフィルダー獲得が現実味がなく、その大金は来夏にイングランド代表MFに使われるはず。そんな中、同じくアルゼンチン代表で優勝に貢献したミッドフィルダーも獲得リストに名前が記載されているようだ。
海外メディア『La Repubblica』によると、リバプールはブライトンMFアレクシス・マック・アリスター獲得に関心を示しており、ユベントスやボルシア・ドルトムント、インテル・ミラノ、ベンフィカらと争奪戦を展開している。
同紙は続けて、移籍金は3000万ポンド(約42億円)から3500万ポンド(約49億円)になる見込みだと伝えており、これが本当ならば、同国代表の同僚と比べると、三分の一程度の金額で手に入れられる。
2019年の冬にブライトンと契約を結び、ボカ・ジュニアーズなどでのレンタル移籍を経て、2020年からトップチームに定着。攻撃的でも、守備的でもプレーでき、監督の指示を的確に読み取りプレーに反映できる賢い選手。今季好調を維持するブライトンとともに、同選手の評価も高まり続けている。
2025年まで現在のクラブと契約があり、これまで86試合13ゴール6アシストを記録。今季もスタメンを張っており、14試合5得点を挙げている。今シーズン途中に就任したロベルト・デ・ゼルビ新監督からも絶大なる信頼を得ている。
まだ24歳と若く、プレミアリーグ経験も豊富。様々なポジションでプレーできるユーティリティ性も買い。移籍金が高くなりすぎなければ貴重なオプションになり得そうだが、同じクラブのエクアドル代表MFモイセス・カイセドにも関心を寄せており、ニュースなどを見る限りはカイセドが優先。
これまで名前すら上がってこなかったアルゼンチン代表MFが、アンフィールドに移籍する未来はやってくるのだろうか…?