ジョーダン・ヘンダーソンに代わり、リバプールの中心として中盤を引っ張る役割を期待され、この夏からアンフィールド移籍が取り沙汰されているドルトムントMFジュード・ベリンガム。カタールW杯でも大活躍したイングランド代表MFは、評価をさらに高め続けている。
リバプール以外にも、マンチェスター・シティやレアル・マドリードらが争奪戦を繰り広げており、選手やクラブの説得に躍起だ。報道によれば、リバプールが優位とも言われる中、かつて同クラブで340試合出場したレジェンド、フィル・トンプソンがイングランド代表の後輩にアドバイスを送った。
「フィルジル・ファンダイクと契約したときを振り返れば、フィルジルは(マンチェスター・)シティに行くことも、アーセナルに行くことも、マンチェスター・ユナイテッドに行くこともできたはずだが、彼はその中からリバプールを選んだ。彼にふさわしいクラブだったからだ。」
Express Sport
ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラの後継者としてのベリンガム。ルカ・モドリッチの後継者としてのベリンガム。ケヴィン・デ・ブライネの後継者としてのベリンガム。それぞれの思惑を抱くクラブは、長期間にわたって、第一線で世界基準のプレーを発揮できる若き逸材をなんとしても手に入れたい。
資金的にはリバプールを大きくリードするマンチェスター・シティとレアル・マドリード。給与面でも張り合うことはできないが、若手育成で定評のあるユルゲン・クロップ監督やチームの雰囲気、ベテラン勢の存在など違う要素で勝負をかける。
とはいえ、これまでの補強方針とは異なり、大金をつぎ込むことは確実。未来のリーダーとしても目覚める可能性がある若き有望株は、どのクラブを選択するのだろうか…また、移籍金はいくらになるのだろうか…来夏の移籍市場には世界中から注目が集まる!