勢いなく、本来のサッカーを展開できずに敗れたブレントフォード戦。コーナーキックからことごとくチャンスを作られ、反撃に転じた時間帯もうまく守られて最小失点に抑えられた。試合終盤には3点目を奪われ万事休す。今シーズン、早くも5敗目を喫した。
チャンピオンズリーグ出場権確保に向けて黄色信号が灯った印象もあるリバプールだが、この試合で途中交代していたオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクがハムストリングを負傷してしまい、精密検査の結果、想定していたよりも悪かったと、英『the Times』が報じた。
ブレントフォード戦では交代してもなおベンチに座り、チームを鼓舞し続けたため、すぐに復帰できるかと思われた。しかし、今回の診断により、ディフェンスリーダーがピッチでのプレーから外れる期間が出てきそうだ。ただ、具体的な期間は報じられていないため、ユルゲン・クロップ監督の言葉を待ちたいところ。
今シーズンはチームのパフォーマンスも悪いが、真価を発揮できているとは言い難いオランダ代表センターバック。ワールドカップでの疲れもあるため、少し休息期間を経て、本来の力をふたたび見せ付けてもらいたい。
幸いなことに、ジョエル・マティプやジョー・ゴメスが怪我しておらず、カタールでもその能力の高さを披露したフランス代表DFイブラヒマ・コナテもいる。リーダー不在の中で、サイドバックも含めたディフェンスラインが奮起してくれることを期待したい…