昨シーズン、冬の移籍市場ではトッテナム移籍が報じられたコロンビア代表FWルイス・ディアスを獲得。この夏には、セネガル代表FWサディオ・マネの退団に伴い、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスをチームに迎え入れた。
ミッドフィルダー強化の優先度が高く、近い未来に大金を投じることはないだろうが、リバプールは数々のフォワード陣の関心が噂されている。マルクス・テュラムやコーディ・ガクポ、ユスファ・ムココ…年代やプレースタイルは異なり、現実味はあまりないが、新たにウィンガーへの関心が報じられている。
英『The Sunday Mirror』によると、リバプールがレアル・マドリードに所属するスペイン代表FWマルコ・アセンシオ獲得に動き出すようだ。ユルゲン・クロップ監督のお気に入りであり、ドイツ人指揮官が同選手をアンフィールドに連れてくることを希望しているとも。
代理人のジョルジュ・メンデスはユベントスやバイエルン・ミュンヘンと話し合いを進めているものの、その争奪戦にリバプールも参戦すると伝えている。
マジョルカやエスパニョールを経て、レアル・マドリードのトップチームに定着した同ウィンガーだが、今シーズンもレギュラーを掴みきれずに途中出場が続く。今季は15試合3ゴール3アシストを挙げているものの、スタメン出場はわずか3試合に留まっている。
東京オリンピックやカタールW杯ではスペイン代表に招集されているが、このままクラブで試合に出れない日々が続けば、代表での地位も危うくなる。2023年6月には同クラブとの契約が切れることもあり、フリートランスファーで先発の座を確約してくれる場所に移籍するのも理にかなっている。
巧みな足元のテクニックやパスセンスで局面を打開する力を備えており、自らもゴールを奪える。各国の強豪クラブでスタメンを張れるだけの実力があるものの、リバプールではエジプト代表FWモハメド・サラーがおり、レギュラー確保は難しい。
引いた相手に苦戦することも多いリバプールだけに、チアゴ・アルカンタラとともに相手ディフェンスを崩すには面白いオプション。ただし、高いインテンシティや縦に早い攻撃にどれだけ耐えられるかは不透明。
いずれにしても、ベンチ要員であることを受け入れ、かつて在籍したスイス代表FWシェルダン・シャキリのような役割を担えれば確実な戦力アップに繋がる。はたして、リバプールは移籍金なしで、スペイン代表FW獲得に乗り出す未来はあるのだろうか…?