ボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガム獲得で争奪戦を展開するリバプールとレアル・マドリード。中盤の世代交代が避けられない両クラブは、昨夏の移籍市場ではフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ獲得を争った。
リバプールは主力ミッドフィルダーが30歳前後となり、ハーヴェイ・エリオットが若手で奮起しているものの、将来に向けた投資に余念がなく、その中心となるのがベリンガムだ。レアル・マドリードもルカ・モドリッチやトニ・クロースに代わる中盤を探しており、イングランド代表MFは打ってつけの人材。
イングランドとスペインを代表する2つのクラブが、フランス代表DFイブラヒマ・コナテを巡りぶつかり合う可能性が出てきた。海外メディア『Media Foot』によれば、カルロ・アンチェロッティ監督がフランス代表センターバック獲得を望んでおり、今夏の移籍マーケットでの獲得を目論んでいる。
カタールW杯では、ラファエル・ヴァラン(マンチェスター・ユナイテッド)やダヨ・ウパメカノ(バイエルン)に次ぐ3番手として、決勝まで進んだ同国代表チームで5試合に出場。うち、3試合はスタメンで出場を果たしており、大舞台での経験を積んだ。
ジョー・ゴメスが伸び悩み、ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクらが30歳を超えた中、未来のディフェンス陣のリーダーとして活躍が期待される元RBライプツィヒDFは、2026年までリバプールを契約を結んでおり、所属クラブが売却を検討する可能性が “1” ミリもない。
一方で、チュアメニやエドゥアルド・カマヴィンガ、カリム・ベンゼマらフランス代表経験者も多く、ヴァランやセルヒオ・ラモスが退団以降、絶対的なセンターバックのペアが見つかっていないレアルにとっても、フランス代表センターバックは理想的なターゲットと言える。
とはいえ、スペイン王者がいくら金額を積もうともリバプール退団は考えにくい。アンチェロッティ監督は早々に23歳センターバックを諦めて、別のターゲットに視線を移さなければならない…