この夏にはイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得に乗り出す予定のリバプール。すでに選手本人や家族とは接触を図っているとも報じられ、残るは潤沢な資金力を有するマンチェスター・シティやレアル・マドリードとの移籍金バトルが待ち受ける。
ただし、今シーズンのリバプールは低調なパフォーマンスを続けている。ナビ・ケイタら負傷者が戻りつつあるが、チーム全体でのエネルギーが足りずに、消化不良のまま試合を引き分けや負けで終えることもしばしば。
この冬の移籍市場で新たなミッドフィルダー獲得の必要性が叫ばれるものの、リバプールはここまでオランダ代表FWコーディ・ガクポを獲得したのみ。メディアでは色んな選手の名前が連日報じられる中、具体的な話は聞こえてこない。
筆頭候補のひとりが、ブライトンに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセド。ピッチ全体を走り回れるだけの運動量を持つ若きミッドフィルダーは、プレミアリーグやワールドカップなどで実力を証明し続けている。
90年代にアメリカ代表として活躍したDFヤヌス・ミヒャリクは、エクアドル代表ミッドフィルダーを完璧な補強と定義し、リバプールは獲得に向けて迅速に動くべきと主張している。
「リバプールが狙う(モイセス・)カイセドだが、私なら方法があれば今すぐにでも動くよ。彼らには脚力が必要だ。」
「あの中盤には脚力が必要で、彼の獲得で手に入れることができるものだ。フィジカルな選手で、ボックス・トゥ・ボックスで、ディフェンスもできるし、攻撃もできる。ワールドカップで彼のゴールを見たよ。」
「モイセス・カイセドはリバプールにとって、この瞬間において今すぐにでも必要な存在なんだ。まさにパーフェクトな契約になるだろう。」
ESPN
様々な情報が飛び交う移籍市場において、真実の情報を見抜くのは難しい。だが、ブライトンMFの優先度が高いことは確かであり、同ミッドフィルダーの動向を追っていることは間違いない。
はたして、リバプールは元オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム退団以来、代わりが見つかっていない豊富なスタミナを持つミッドフィルダーを手中に収めることができるだろうか…?