ルイス・ディアスやディオゴ・ジョッタらが負傷離脱しており、ダルウィン・ヌニェスもまだ本領を発揮しているとは言い難い状況に加えて、モハメド・サラーやロベルト・フィルミーノも30歳を超えキャリアは下降気味。
新たな時代のエース候補として、リバプールは得点力に優れたオランダ代表FWコーディ・ガクポをPSVアイントホーフェンから獲得。キャプテンまで務めたキャプテンシーも持ち合わせる有望な若手フォワードにはゴール前での決定率に期待がかかる。
過去にはリバプールでプレーし、現在はクロアチアU-21代表監督として若き選手たちの成長を見守る元クロアチア代表MFイゴール・ビシュチャンは、アンダーカテゴリーで戦ったこともあるオランダ代表フォワードの実力に太鼓判を押している。
「私は数年前からコーディ・ガクポを見てきた。クロアチアU-21代表の監督として、オランダと同じグループでプレーしていたため、私が彼をスカウトする立場で、チームを準備しなければならない相手だったんだ。」
「そのとき、彼はすでに傑出した選手で、すぐにそのポテンシャルを見て取ることができた。ウイングでもミドルでも、常にディフェンダーの脅威となる選手だね。」
「ワールドカップを終えたばかりで、リバプールでの活躍を期待したいところだが…そう簡単にはいかないだろう。チームはまだ最高レベルでプレーしているわけではないので、ガクポが足を踏み入れるには厳しい環境だ。」
「でも、彼は間違いなく、ファンやチームの他の選手にとって新鮮な空気を吹き込む存在として機能するはず。何か特別なことを成し遂げたいという意欲に満ちていて、それが他の選手のレベルアップにつながる。そして、ルイス・ディアスの復帰を考えると、この2人は今シーズンのリバプールに大きな影響を与えるだろう。」
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前線で溜めが作れていないリバプールだけに、囲まれてもボールを持て、パス出しもそつなくこなす元PSVフォワードは新たなオプションをもたらしてくれる。左ウイングでの経験が長いが、センターフォワードやトップ下でもプレーできる器用さは起用方法にも柔軟性をもたらす。
マンチェスター・ユナイテッド移籍が近づいていたオランダ代表FWは、プレミアリーグで実力を見せ付け、アンフィールドでレジェンドになれるだろうか…?