カタールW杯も終わり、今シーズン後半戦の巻き返しを狙うリバプールだが、ここまで低調なパフォーマンスが続く。リーグカップではマンチェスター・シティ相手に早々に敗退し、FAカップでもホームに関わらず、ウルブスに苦戦し再試合。リーグ戦ではブレントフォード戦での敗戦から立ち直れずに、ブライトン戦ではひどいプレーぶりで完敗を喫した。
前線や中盤のプレスを簡単に交わされ、ディフェンス陣もポジションを柔軟に変えるホームチームにタジタジ。前半こそは個人の力で跳ね返したが、後半の早い時間帯で失点すると、ズルズルと3失点。プレミアリーグで今シーズン2度目となる2連敗。
何もかも上手くいかず、ユルゲン・クロップ監督もここまで悪かった内容は記憶にないと発言。リバプールを鼓舞し続けてきたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンも同じ気持ちを抱いており、団結して乗り越えることの重要性を強調した。
「最初から最後まで、すべてがうまくいかなかった。ブライトンはすべての面で僕たちより優れていた。チームとして本当に最低の結果だ。我々は団結しなければならない。」
「タフな瞬間だが、団結し、結束し、素早く状況を変えていかなければならない。そして、学び、リアクションしなければならない。」
「ひとつのことだけではない。ここしばらくの間、正しいとは言えなかった。誰もがそれを知っている。もっと良くなれるとわかっている。僕も責任を取るし、みんなもそうする。正すために努力しなければならない。」
「ここまでの試合は他には思い出せないよ。本当にタフな1日だった。自信をなくしている。エネルギーレベルも低い。何もかもだ。自分たちのことを可哀想だと思ってはいけない。戦い続けなければならないし、早く変えられるといいんだけどね。」
「もちろん、本当にがっかりしている。もっといいプレーができるし、もっと力を発揮できるのはわかっている。でも、働き続けなければならない。」
「でも、努力し続けなければならないし、前進し続けなければならない。ただ座って自分たちのことを嘆いていても仕方がない。今週はウルブズ戦、週末はチェルシー戦と試合が目白押しだ。」
「だから、とにかく落ち着いて、力を合わせて、チームとしてまとまっていかなければならない。今は、みんなが個々に考え、自分のことをできる瞬間だから。でも、団結して乗り越えることが大事だし、それが最終的に僕らを強くしてくれるんだ。」
来シーズンに向けて、チャンピオンズリーグだけではなく、ヨーロッパの大会への参加権すら危うい状態。今季の成績は夏の補強にも影響を及ぼすと考えられ、ジュード・ベリンガムら名前が挙がっている選手たちの説得に苦労する可能性すらある。
ここからネジを巻き直して、悪い流れを断ち切れるのか…次のリーグ戦は同じように苦戦するチェルシーと試合。ジョアン・フェリックスやミハイロ・ムドリクら大型補強を敢行した相手に対して、必ず白星を手に入れたい…