RBライプツィヒからアンフィールドにやってきたギニア代表MFナビ・ケイタ。独特なドリブルに加えて、エリア付近での攻撃センスを買われて、リバプールにステップアップを果たしたが、ドイツ時代のプレーは鳴りを潜め、レギュラーを掴めないまま。
最も懸念事項になっていたのが、負傷の多さ。コンディションが整わないのが正常で、パフォーマンスが向上してきたかと思った矢先に戦線を離脱するという負のルーティーンを繰り返している。ユルゲン・クロップ監督はそれでも同選手を高く評価しており、契約更新を希望していた。
海外メディア『Football Insider』によれば、交渉を続けていたリバプールと元RBライプツィヒMFだったが、直近の交渉が決裂。同クラブは残留を諦めて、ギニア代表ミッドフィルダーを放出することを決めたようだ。
これによって、1月中の売却も現実味を帯びてくるが、ミッドフィルダー陣の枚数に苦悩するリバプールだけに、売却先が見つかったとしても放出する決断は下しにくい。移籍金5275万ポンド(約73.85億円)を少しでも回収したいが、フリートランスファーが現実的な路線だ。
この移籍は完全なる失敗に終わったわけだが、そのツケが今の不調にも回ってきている。世代交代を推し進め、ふたたびプレミアリーグでもトップクラスの成績を残すために、リバプールは世界的なミッドフィルダーを獲得できるのだろうか…?