今シーズンのリバプールは不振に喘いでいる。カタールW杯中断期間に向けて、少しずつ調子を取り戻したようにも見えたが、ワールドカップが明けると、パフォーマンスはさらに悪化。カップ戦やリーグ戦での戦いぶりは、これまでのリバプールらしからぬ低調なプレーに終始。
チェルシーのような積極補強を期待するサポーターたちからは、オーナー陣への不満は募る一方。さらには、チームを率いるユルゲン・クロップ監督の進退にも議論は発展。解任論も囁かれ始めている。
イタリア人記者ファブリツィオ・ロマーノ氏は、自身のYouTubeチャンネルで、ユルゲン・クロップ監督の去就について語り、リバプールがドイツ人指揮官に全幅の信頼を寄せていることを強調し、解任などの噂を一蹴した。
「もちろん、リバプールファンから多くの質問を受けている。」
「リバプールにとって簡単な瞬間ではないことを理解することが重要。クラブにとっても、監督にとっても、簡単なことではないんだ。」
「だから、いかなる噂やストーリーを見たとしても、リバプールは監督を守り、監督をバックアップしているということだ。」
「ユルゲン・クロップ監督と一緒に、将来と現在の計画を立てているんだ。」
「今のところ、他に言うことはない。ユルゲン・クロップが指揮官だ。彼らは現在と未来のためにリバプールの面倒をみてくれる監督として、ユルゲン・クロップを望んでいる。」
2015年からアンフィールドで指揮を取るドイツ人指揮官も退団の意思はないようで、オーナーに解任されない限りは未来を見据えて、本来のサッカーを取り戻すために全力を尽くすと語っている。
「監督の立場が変わるか、他のいろいろなことが変わるか…どちらかだね。」
「だから、誰かに言われない限り、私としては出て行かないよ。」
「もしかしたら他のものを変えなければならない時が来るかもしれない。でも、それは未来の話だ。夏とかじゃやなく、今でもない。」
「考えるためのスペースと時間はある。今はより良いサッカーをしなければならない。」
2015年から世界でも有数のチームを築いたクロップ監督。チームは過渡期にあり、調子は全然上がっていない。その上で、フィルジル・ファン・ダイクやルイス・ディアスら主力を負傷で欠く中、プレミアリーグ次節チェルシー戦で浮上のキッカケを掴めるか…?