低調なパフォーマンスを続けるリバプールは、フィルジル・ファンダイクも離脱してしまうなど苦しい試合を強いられている。ブライトンのホームに乗り込んだ試合では完膚なきまでに打ちのめされ、何も出来ずに3失点を奪われての敗戦に、オーナー陣に積極補強を求める声も日に日に大きくなっている。
この冬はオランダ代表FWコーディ・ガクポを獲得したのみ。ミッドフィルダーやディフェンダー陣が本来の実力を発揮できていない中、1月の移籍市場でさらなる補強を推し進めても不思議はないが、リバプールの視線はすでに今年の夏に向いているのかもしれない。
英『The Times』ポール・ジョイス記者によれば、かねてからのトップターゲットであるイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得に乗り出すことはもちろんのこと、別の候補として、ポルトガル代表MFマテウス・ヌネスという具体的な名前を挙げている。
「昨夏、MFオーレリアン・チュアメニへの関心をレアル・マドリードに横取りされたリバプールは、約1億3000万ポンドの価値を持つドルトムントとイングランド代表MFジュード・ベリンガムを獲得したいと考えており、その他のターゲットとしてはウルブズのマテウス・ヌネスが挙げられる。」
ボルシア・ドルトムントに所属する若きミッドフィルダーは言わずもがな、昨夏ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに移籍するタイミングで、ポルトガル代表への関心も伝えられており、最終的には獲得に至らなかった過去がある。
この2人が最優先ターゲットであることは、移籍マーケットに精通するファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)も同じような見解を示しており、マテウス・ヌネスに対しての “興味” の大きさを強調している。
「ジュード・ベリンガムだけでなく、彼ら(リバプール)には他の選択肢もある。リバプールがおそらくアレックス・オックスレイド・チェンバレンをフリーで失うという意味で、マテウス・ヌネスはもう一人のミッドフィルダーになり得る。聞くところによると、ナビ・ケイタもフリーでリバプールを去る可能性が現実味を帯びてきているようだ。今後数ヶ月の接触交渉で状況が変わるかどうか見ものだが、可能性はある。」
「これが、マテウス・ヌネスがリバプールにとって重大な選択肢となりうる理由だ。リバプール移籍の可能性は、昨夏スポルティングからウルヴァーハンプトン・ワンダラーズへの加入を受け入れたとき、すでに選手と話し合っていたと聞いている。」
「選手はプレミアリーグに魅力を感じていたが、すでにリバプールと移籍可能性について話し合っていた。というわけで、これがマテウス・ヌネスとリバプールとの間に起こった出来事。マテウス・ヌネスが夏に加入する可能性に注目していてほしい。リバプールは本当に、本当に興味を持っているんだ。」