2018年にはグレミオからバルセロナに加入し、精度の高いパスで同クラブの中盤を支え、通算72試合に出場したMFアルトゥール。将来を嘱望されていた若きミッドフィルダーだったが、ミラレム・ピャニッチとのトレードという形でユベントスに新天地を求めた。
2020年の夏からはイタリアでプレーする同選手は、ブラジル代表でも22試合でピッチに立っており、ユベントスの世代交代を担う役割を期待されたものの、負傷の影響もあり、レギュラーの座を掴めずに昨シーズンを終えた。
今季は中盤の負傷者に悩まされたリバプールに1年間のレンタル移籍を果たし、バルセロナ時代の栄光を取り戻すことを目指したが、コンディションが整う前に怪我で離脱。シーズンの前半戦はほぼ試合に出ておらず、カタールW杯中断明けも出場時間は “0” 分だ。
中盤の怪我人も戻りつつあるリバプールだけに、加入以来、戦力になり切れていない元ブラジル代表MFとの契約を早々に解除し、ユベントスに戻す噂もあったが、ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)が1月中にローン契約を解除することはないと強調している。
Been told there’s zero chance of Arthur leaving Liverpool this January. He’s working hard and ahead of schedule in his recovery 🔴🇧🇷 #LFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 19, 2023
Arthur will be available for Klopp in the next few weeks, confident to help for the second part of the season after unlucky injury. pic.twitter.com/6DAhgEgtGL
ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレン、カーティス・ジョーンズら離脱していた選手たちがチームに復帰し、ハーヴェイ・エリオットやステファン・バイチェティッチらも台頭する中、ポジション争いは加入時よりも高まっている。
残された時間は短いが、これからの半年間で実力を証明し、完全移籍の契約を勝ち取ることができるのだろうか…?それとも、リバプールは買取オプションを行使することなく、イタリアに舞い戻ることになるのか…?