昨年の冬にコロンビア代表FWルイス・ディアスを加え、昨夏の移籍マーケットではウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを補強したリバプール。フロントスリーの世代交代を狙う同クラブは、この冬にはオランダ代表FWコーディ・ガクポを獲得した。
サディオ・マネがチームを去り、ロベルト・フィルミーノもまだ契約更新を締結していない。新たな時代に足を踏み入れているリバプールは、ディアスやヌニェス、ガクポらを補強する前、長らくRBライプツィヒに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクへの関心が噂されていた。
英『The Telegraph』によると、来夏からチェルシー移籍が決まったフランス代表フォワード獲得の打診をリバプールも受けていたものの、今シーズンが始まる前、ユルゲン・クロップ監督含めてコーチ陣がそのオファーを拒否していたようだ。
25歳のフォワードはワールドカップ中断が開始される前段階で、23試合17ゴール4アシストを記録。圧倒的な数字を残し、タレント揃いのフランス代表にも選出。不運にも怪我で代表を離脱せざるを得なかったが、ここ1~2シーズンで急激に評価を高めている。
来シーズンからはチェルシーの一員としてプレミアリーグで戦う同フォワードだが、移籍金はこそ明示されていないが、7000万ユーロ(約98億円)とも言われており、最大でも5000万ポンド(約70億円)と報じられるオランダ代表FWよりも高額な資金を投じることに。
セカンドストライカーでの出場も多いため、リバプールに最適なポジションを見出すのは難しい。左ウイングの競争も激化しており、もっと器用なタイプでもあるオランダ代表フォワード獲得は最適解とも言える。
いずれにしても、もしも同選手がチェルシーで覚醒したら後悔することになるが、ユルゲン・クロップ監督はヌニェスやガクポの躍進に力を尽くすことになる。
はたして、ウルグアイ代表フォワードとオランダ代表フォワードは、今シーズン後半にかけて実力を証明することができるだろうか…?