期待はずれなシーズンを送っているリバプール。開幕当初から怪我人の多さに悩まされ続け、主力組の高齢化からの衰えも目立っており、本来のサッカーを展開できずにもがいている。クロップ・サッカーの見どころとも言えるゲーゲンプレスが陰を潜め、ブライトン戦では完膚なきまでに叩かれた。
同じく怪我人が多く、低迷し続けるチェルシーが積極的な補強を行っていることもあり、リバプール・サポーターの中にはオーナー陣にお金を使うように呼び掛ける声も多い。しかし、これ以上の大きな移籍はないと、『Sky Sport Germany』フロリアン・プレッテンベルク記者が伝えた。
「何も変わっていない。彼(ユルゲン・クロップ)は辞任を考えておらず、オーナー陣からフルサポートを受け続けている。今シーズンは弱かったと認めている。現段階では(コーディ・)ガクポ以外、今月は大きな移籍は予定されていないと聞いている。(ジュード・)ベリンガムに100%集中している。」
News #Klopp: Nothing has changed. He is not thinking of resigning & continues to have the full support of the bosses. They concede him a weak season. Been told that after Gakpo no big transfers are planned this month – at this stage. 100 % focus on Bellingham! #LFC @SkySportDE 🇩🇪 pic.twitter.com/mAsydVF37d
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) January 16, 2023
マンチェスター・シティやレアル・マドリードら豊富な資金力でサッカー界を席巻する相手に対して、イングランド代表MF争奪戦を演じなければならないリバプール。この冬に投資した上で、夏にも大金を投じることはできないのが現状。
ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらはフリーでの退団が予想されており、移籍金を得られないことも影響しているはずだ。健全経営を信条とするリバプールだったが、インフレし続けるサッカー界において、耐えきれない時期にも差し掛かっているのも事実。
チャンピオンズリーグ出場権すらも危ういリバプールだが、イングランド代表の未来を担う若きミッドフィルダー獲得に成功するだろうか…?