ジュード・ベリンガム(ドルトムント)やモイセス・カイセド(ブライトン)、マテウス・ヌネス(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ)らを狙うリバプールは、次世代の中盤を担う若きミッドフィルダー探しに躍起だ。
ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラ、ファビーニョら主力がアラサーになり、世代交代を見据えなければならない。加えて、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらが退団見込みで、単純に来シーズン以降の中盤の枚数に不安が残る。
アヤックス時代にはリバプールからの関心が報じられたものの、バイエルン・ミュンヘンに移籍したオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフも噂になった “ひとり”。所属クラブでは出番に苦しむ同選手だが、この冬で売却はおろかレンタル移籍もあり得ないと、独『Sky Sport Germany』フロリアン・プレッテンベルク記者が伝えた。
News #Gravenberch: It’s decided and no doubt: He has to stay at #FCBayern! No transfer in January. Within the club they still believe in him. A loan to Liverpool or to another club is NO topic. #LFC @SkySportDE 🇳🇱 pic.twitter.com/9qlBmJ7tP0
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) January 24, 2023
小さい頃から長年育ったアヤックスを後にし、ドイツ王者に加わった今シーズンだったが、ここまでブンデスリーガでスタメン出場なし。17試合に出場こそしているが、ユリアン・ナーゲルスマン監督にハマっているとまで言い切れずに、ピッチ上での経験を積むためにも移籍の話が浮上していた。
さらには、同ミッドフィルダーの代理人がアンフィールドの外で撮影した写真をインスタグラムに投稿したことをキッカケに、リバプールと交渉したのでは?という憶測が流れていた。
ただし、噂は噂のまま終わりそうだ。シーズン前半戦に負傷していた選手たちが戻りつつあり、中盤の戦力は整いつつある。来季以降に向けた大型補強は今年の夏になる見込みだが、バイエルンで結果を残せていないオランダ代表MFに触手を伸ばす可能性は低い。
いずれにしても、1月中の移籍はなくなった。急転直下でまとまる可能性も否定はできないが、オランダの大器はドイツの地で、高いポテンシャルを磨いていく…