2021年の冬に、セルタ・デ・ビーゴからリバプールに加入した18歳MFステファン・バイチェティッチ。セルビアにルーツを持つスペイン生まれのミッドフィルダーは、元々センターバックでプレーしていたが、アカデミーで中盤にコンバートされ、今季はプレシーズンからトップチームに帯同している。
負傷者も多かった中で、安定したプレーぶりを披露し、徐々に評価を高めると、プレミアリーグ第17節アストン・ヴィラ戦では途中出場から初ゴールを奪う。最近では、ブライトン戦の完敗で意気消沈したクラブの中盤に活気をもたらすかの如く、ウルブス戦とチェルシー戦ではファビーニョをベンチに追いやった。
レギュラーに定着してもおかしくないパフォーマンスだけに、次節以降もスタメン出場が期待される若き逸材に対して、リバプールもその活躍を反映させるように新契約を提示していた。そして、クラブと選手は無事2027年までの契約に合意した。
4年6ヶ月の契約期間で、契約内容は改善。最近の活躍だけではなく、非常に高いポテンシャルを有しているだけに、長く手元に置いておくためにもリバプールは早く行動を起こした。
昨シーズンまではU-18チームでもプレーしていたスペインU-18代表MFは、1年で一気に飛躍を遂げた。まだ若く、このまま順調に成長できるかは誰にもわからない。それでも、非凡なポテンシャルに加えて、フィジカルがアップすれば活躍できること間違いない。
いまや元気のない中盤の期待の星になったステファン・バイチェティッチは、アンフィールドで輝かしいキャリアを築けるのだろうか…?