ナサニエル・フィリップスがリバプールに加入したのは、2016年の夏。当時所属していたボルトンと契約満了に伴い退団すると、フリートランスファーでリバプールU-23に合流。シュトゥットガルトへのローン移籍で実力を身に付けると、2020-21シーズンには怪我人が続出したセンターバック陣の救世主として最終ラインを支えた。
ところが、主力センターバックが戻った翌シーズンには居場所を失い、フランス代表DFイブラヒマ・コナテ加入もあり、序列は5番手に落ちてしまった。ほとんどピッチに立つことができず、シーズン後半戦はチャンピオンシップで戦っていたボーンマスにレンタルで移籍していた。
今シーズンも相変わらず5番手として在籍しており、出場試合数は5試合のみ。カップ戦でもスタメン出場はわずか1試合だけで、この冬での退団が噂されていた。
海外メディア『The Athletic』によれば、ガラタサライ(トルコ)はリバプールDFに熱視線を向けており、3つのパターンでの獲得を目論んでいるようだ。短期でのレンタル移籍、買取オプション付きのレンタル、完全移籍の中で可能性を探っている。
25歳になった同センターバックは、年齢的にもキャリアで最高の時期を迎えるため、毎週のように試合に出たいのが本音だろう。この冬だけではなく、昨年も完全移籍での退団の噂が飛び交っていた経緯もあり、いよいよ出番に恵まれないチームからの旅立ちが近づいているのかもしれない。
フィルジル・ファンダイクが負傷離脱中で、ブラックプールにローン移籍していた21歳DFリース・ウィリアムズを呼び戻しており、ほとんど出番のない5番手に据える予定。2つのカップ戦から脱落しているため、ナサニエル・フィリップスを売却しても問題なさそうだ。
はたして、元ボルトンDFは1月中にアンフィールドを去るのだろうか…?そして、新天地はどこになるのか…まもなく締切を迎える冬の移籍市場から目が離せない…!