ドルトムントMFジュード・ベリンガムを筆頭に、リバプールの新たなミッドフィルダー探しは終わらない。マテウス・ヌネス(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ)ら信憑性の高い選手から、あり得ないようなミッドフィルダーの名前まで幅広く移籍の噂が出回っている。
信頼できるソースが報じている中でも、驚きを持って受け止められているのが、チェルシーMFメイソン・マウント。幼少期から同クラブのアカデミーで育った生粋のチェルシーっ子だが、心のクラブと契約更新に向けた話し合いが順調に進んでおらず、今年の夏には契約満了まで1年を切る。
リバプールは、そんな状況を静かに見守っている。様々なポジションで質の高いパフォーマンスを披露できるイングランド代表ミッドフィルダーについて、海外メディア『Goal』のニール・ジョーンズ記者はチェルシーからの移籍がさらに良い選手になるためのキッカケになるかもしれないと発言した。
「彼はとても良い選手だと思うが、さらに良い選手になるために、チェルシーから移籍する必要があるかもしれない。」
「少しはそんな気持ちもある。もしかしたら、彼のような人にとって、環境を変えることはメリットのあることかもしれない。移籍の可能性、つまり環境を変える可能性、彼にとっての可能性など、思うところはたくさんあると思う。”移籍して、評価を得て、お金を稼いで、チームの前線や中心で活躍する” と考えてもおかしくない。」
「彼のプレースタイルを見てみると、両サイドでも、左のウイングでも、ナンバー “8” でも、どの仕事もそれなりにこなしている。今シーズンの成績は決して良いとは言えないが、クリエイティブな選手であり、ゴールも決められるし、セットプレーも上手で、とてもエネルギッシュだ。ピッチをカバーするダイナミズムは、今のリバプールに欠けているものだね。」
「絶対に目を離せない存在だと思う。もしそこにチャンスがあれば、リバプールならやってくれると思う。」
Redmen TV’S Journo Insight Show
チェルシーもアカデミー出身の代表選手を手放すつもりはなく、給与額を上げた契約内容で再アタックする。同クラブへの愛情は深いはずで、選手も簡単には退団を希望することはないはずだ。
それでも、好きなクラブとプレーするクラブが一致することは少ない厳しいプロの世界であり、禁断の移籍を果たした選手も少なくない。ロンドンからリバプールがそこまでブーイングを招くものになるとは思えないが、もしも移籍した場合にチェルシーはいい気はしない。
いずれにしても、まだ交渉の動向を追っている段階であり、リバプールとの間に話し合いが実施されているわけでもない。可能性のひとつであり、トップターゲットはドルトムントMFジュード・ベリンガムで変わりない。
とはいえ、アンフィールドでプレーするマウントを見てみたいとも思ってしまうのは、ワガママなことだろうか…?