サウサンプトンから加入以来、昨シーズンまで左ウイングやセンターフォワードとしてリバプール攻撃陣を引っ張り続けたセネガル代表サディオ・マネ。豊富なスタミナと優れた運動神経で、アタックのみならず、献身的な守備でチームを支えた。
アンフィールドでは通算269試合120ゴール48アシストを記録し、エジプト代表FWモハメド・サラーとともに得点ランキングで上位を走り続けたものの、給与上限を突き抜け契約延長した同選手と同じ評価を得られず、昨夏の移籍市場では退団希望をクラブに伝え、バイエルン・ミュンヘンに加わった。
ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスらが長期離脱を余儀なくされ、ロベルト・フィルミーノもW杯後は試合に出られていなかった間、ダルウィン・ヌニェスやコーディ・ガクポがうまくハマらずに攻撃は低迷。その矛先は、セネガル代表ストライカーを放出したクラブ首脳陣に向いている。
現役時代にはアーセナルやミドルズブラ、アストン・ヴィラなどでプレー経験を持つ元イングランド代表MFポール・マーソンは、あらゆる面で高い能力を有した元サウサンプトンFWに活躍に見合った評価しなかったリバプールを非難し、買い戻すチャンスがあれば、すぐにでも行動に移すべきだと、綴った。
「サディオ・マネを売却したのは悪い決断だった。もし彼が再び売りに出されたら、一瞬で買い戻すべきだろう。」
「彼はチームの重要な一員であり、それに見合うだけの評価を得ていなかった。リバプールは最高の選手の一人をほとんどお金もかけずに売ってしまい、その行為が彼らに返ってきている。」
SportsKeeda
ポテンシャルは抜群のヌニェスとガクポ。すでに実力を証明しているジョッタやディアスが戻り、経験値豊富なサラーやフィルミーノが復調してくれれば、プレミアリーグでも豪華なフォワード陣が揃っている。
他にもハーヴェイ・エリオットやファビオ・カルヴァーリョらスター選手候補の若手も控えており、チーム全体のパフォーマンスが向上しつつ、正解の組み合わせさえ見つかれば、フロントスリーほどではないが、イングランドでもトップレベルの前線を形成できるはず。
よって、サディオ・マネがアンフィールドに復帰する可能性はないが、同選手の退団の影響を受けているのは事実であり、ユルゲン・クロップ監督含めたコーチ陣には、それを乗り越えられるのだろうか…?