今シーズンは守備陣が崩壊する試合が多いリバプール。全治8か月という前十字靭帯損傷から復帰したオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクも全盛期のパフォーマンスには戻り切らず、ジョエル・マティプやジョー・ゴメスも燻り続けている。
頼みのイブラヒマ・コナテは試合こそ出れば、最高のディフェンスを披露してくれるものの、負傷でベンチ外になることも少なくない。先日行われたレアル・マドリード戦でも5失点を喫し、ディフェンスラインの脆さを露呈した。
かつてチャールトンやアストン・ヴィラ、トッテナムなどで活躍した元イングランド代表FWダレン・ベントは、元サウサンプトンDFは依然として世界でもトップクラスの選手であることを認めつつも、相棒を務めるセンターバックがお荷物になっていると主張している。
「フィルジル・ファンダイクは大怪我から復活した。確かに彼はミスを犯したが、それでも彼は世界最高のセンターバックの一人だ。」
「しかし、彼の隣に一貫性がなく、調子の悪い選手を置くと…ジョー・ゴメスをカバーしなければならず、さらに仕事をしなければいけない。」
「ゴメスは(レアル・マドリード戦で)ひどい目にあった。だから、彼はとても緊張しているはずだ。それだけでなく、後ろにいるゴールキーパーも、セーブしているのは理解しているが、少しミスを犯し始めている。」
「何人かを辞めさせる必要があると思う。もし、2人のミッドフィルダーと1人のセンターバックを連れてきたら、リバプールはふたたび最前線で戦うようになると思う。」
TalkSPORT
理想的には、フランス代表DFを据えられれば問題ないのだが、コンディションが整わない。怪我をする前には1対1でも無類の強さを見せたが、最近ではスピードでちぎられるシーンも多く、負傷だけではなく、年齢の影響も出始めている。
ただし、最終ラインをまとめる能力は天下一品。試合を読む力や前線へのフィードも一級品で、プレミアリーグでも有数のセンターバックであることに変わりない。
マティプには衰えが目立ち、ゴメスの成長が止まっている現状を踏まえると、ベントが言及している通り、今年の夏にセンターバックを最低でも1枚迎え入れなければならないだろう…