ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポと立て続けにフォワードを獲得してきたリバプール。モハメド・サラーやロベルト・フィルミーノら黄金世代の後継者を模索しており、ディオゴ・ジョッタを含めて、最強の組み合わせを探している。
ディアスやジョッタらが計算できるフォワード陣が負傷してしまい、ヌニェスやガクポはまだ慣れている段階で、実力を発揮できていない。そうこうしている間にモハメド・サラーも不調を極め、フィルミーノは30歳を超えてから怪我が目立つ。
今シーズンは特にゴール前での決定機を沈められないシーンが散見される中、同クラブが新たなフォワード獲得に動くかもしれない。仏紙『L’Equipe』によれば、フランクフルト(ドイツ)に所属するフランス代表FWランダル・コロ・ムアニに対して、リバプールが関心を寄せているようだ。
惜しくも準優勝に終わったカタールW杯では途中交代から印象的なパフォーマンスを披露。今シーズンはブンデスリーガやチャンピオンズリーグにおいて、ここまで28試合14ゴール14アシストを決めており、チームの攻撃を牽引している。
スラッとした体躯にも関わらず、繊細なボールタッチを持ち、細かなドリブル突破を仕掛けられる。一方で、長いストライドを活かしたスピード感溢れるドリブルでも相手ディフェンスをちぎり、一人だけでもゴールに迫れるだけの能力を有する。
この夏に獲得に動く可能性が報じられているが、フランス代表フォワード獲得を狙うのはリバプールだけではない。1月にオランダ代表FWコーディ・ガクポを逃したマンチェスター・ユナイテッドも興味を示しており、獲得競争が激化する可能性が高まっている。
加えて、2027年まで所属クラブと契約を結ぶ24歳ストライカー獲得には、移籍金は8900万ポンド(124億円)にも上る多額の資金が必要になるかもしれないと、同紙が付け加えた。
ただし、リバプールが高額な前線の選手にうつつを抜かすことはないだろう。ドルトムントMFジュード・ベリンガムやウルブスMFマテウス・ヌネスら中盤強化に力を注ぐため、フォワードにかけるお金が残っているとは思えない。
獲得を試みるには、主力級の選手の売却が避けられないが…はたして、リバプールはフランス代表FW争奪戦に飛び込むのだろうか…?