昨シーズンの好調ぶりから一転、リバプールは不調に陥っている。プレミアリーグ開幕から負傷者の多さに悩まされる中、主力組も本調子を取り戻せないまま、シーズンは折り返しを迎えたが、依然として不安定なパフォーマンスを繰り返している。
好材料はステファン・バイチェティッチが台頭し、チームでも随一のパフォーマンスで中盤を引っ張りつつ、ハーヴェイ・エリオットも着実に経験を積み重ねていること。
一方で、ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーに衰えが目立ち、ファビーニョが絶不調になり、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド・チェンバレンらも及第点を超えるプレーを披露できていないミッドフィルダー陣は批判の的になっている。
中堅やベテラン勢の中でも獅子奮迅の活躍を見せるのは、元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ。パス出しやプレッシングで期待値通りのプレーを続ける同ミッドフィルダーだが、元リバプールMFディートマー・ハマンは決してそれを認めたくないようだ。古巣の中盤を批判しつつ、今夏の補強プランにも疑問を投げかけた。
「中盤にいる選手たちは、来シーズンに向けて誰を残すつもりなんだ?というのも、いま契約している選手たちを誰かが獲得するとは思えないからね。」
「しかし、今の中盤を見ると、(ステファン・)バイチェティッチはよくやっているし、若い選手だから、もちろん残しておかなければならない。ハーヴェイ・エリオット、カーティス・ジョーンズらも成長した。」
「チアゴ(・アルカンタラ)だが、私は一度もファンになったことがない。今のリバプールには、チアゴをチームに置くほどの力はないと思う。ファビーニョはいつもと違う。(ジェームズ・)ミルナーは素晴らしい選手だったが、終わりを迎えようとしている。」
「そして、(ナビ・)ケイタと(アレックス・)オックスレイド・チェンバレンは加入して以来、非常に残念な結果に終始している。だから、おそらく中盤だけでも3人〜4人は必要で、それには多額の資金が必要だ。」
「アンフィールド・ロードスタンドの拡張にも莫大な費用がかかる。だから、夏にどれだけの資金があるのか気になるところ。もし、競争力がないのであれば、監督が残るとは思えないからね。」
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