モハメド・サラーやサディオ・マネらがあそこまで得点を量産できた背景には、センターフォワードとして最前線で巧みなパスで数々のゴールを演出した元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがいたからこそ。
自らも得点を奪える独特なフォワードは、2023年6月までの契約を更新せずに、今シーズン終了をもってリバプールを退団することを公表。他のクラブと交渉せずに、自分や家族らと真剣に話し合った結果であり、これから移籍先を探すことに。
英語はそこまで堪能ではないが、笑顔が絶えず、チームのためにプレーできる献身性抜群な同選手は、チームメイトやスタッフ陣、そしてサポーターから愛され続けている。ブラジル代表でも同僚として、アンフィールドでも多くの時間を共有している元モナコMFファビーニョは、6月末で退団するまでの時間を楽しみたいと語った。
「ボビー・(フィルミーノ)はとても特別な存在だ。」
「彼をチームメイトに持つことは素晴らしいし、誰からも好かれる男なんだ。」
「今日(マンチェスター・ユナイテッド戦)、彼が得点し、あのような形で祝ったことは本当にクールだったね。」
「ベンチでもフィールドでも、みんなが彼と一緒に祝ったんだ。みんなに彼のことが好きなんだよ。」
「だから、僕にとって彼はリバプールに永遠に残るべき選手で、僕が加入した直後からとっても重要だった。」
「将来についてあまり話したくない。彼がここにいる最後の数ヶ月を楽しもう。」
「まだ状況が変わる可能性があるかどうかはわからないけど、僕たちは少し冗談を言い合っている。」
「しかし、彼は本当にスペシャルな選手で、僕らといる期間を全力で楽しむしかないね。」
ESPN Brazil
移籍先の候補には、インテル・ミラノやアトレティコ・マドリードなどイタリアやスペインからの関心が届いている。中東からもビッグオファーが届く可能性もあり、次のクラブについては困ることはない。
家族らと吟味した上で決定することになるが、今シーズンを隅の隅まで楽しみつつ、来シーズンも新天地での活躍を期待したい…