ステファン・バイチェティッチやハーヴェイ・エリオットら10代の若手選手も活躍するリバプール。ベン・ドークやカイデ・ゴードン、カルヴィン・ラムゼイら将来を嘱望されるティーンエイジャーらも多くがアカデミーで切磋琢磨している。
そして、常に才能溢れるプレーヤーに目を光らせており、ビッククラブになればなるほど、世界各国にスカウトを派遣。18歳未満の海外移籍が厳格化された現在は一部例外を除き、即獲得は難しいものの、選手の成長を見守り、18歳になったタイミングでアドバンテージを得られるように準備を進めている。
リバプールもそのクラブのひとつであり、若き才能の動向を追っている。そこで急浮上してきた選手の名前は、ケンドリー・パエス。インデペンディエンテ・デル・バジェU-20に所属する、15歳のエクアドル人ミッドフィルダーに対して、リバプールが関心を寄せていると、海外メディア『90min』が報じた。
2022年に開催された “ネクスト・ジェネレーション・トロフィー” に参戦した同ミッドフィルダーは、左足での巧みなボールコントロールやパス、ビジョンを見せ付けた。その結果として、ヨーロッパのメガクラブたちがこぞって興味を抱くようになった。
リバプール以外にも、プレミアリーグからはチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せ、マンチェスター・シティやニューカッスルも代理人に接触を図るなど、3年後に解禁となる海外移籍に向けて、水面下で選手の成長を見守っている。
他にも、レアル・マドリードやバルセロナ、パリ・サンジェルマン、バイエルン・ミュンヘンなども獲得を狙っており、選手の動向を追っている。
まだまだ先の話であり、18歳時点でどこまで成長しているかは未知数。さらに評価を高める場合もあれば、期待はずれに終わるケースも少なくなく、ビッグクラブが手を引く可能性も否定できない。
いずれにしても、現時点ではエクアドルU-17にも飛び級で招集されており、その才能が高く評価されている。前途洋々な若きミッドフィルダーは、2025年にヨーロッパ移籍を果たすのだろうか…?