リバプールとの新契約を結ばずに、現在の契約が終了する今シーズン限りでリバプールを退団する元ホッフェンハイムFWロベルト・フィルミーノ。アンフィールドでは8年間にわたり在籍し、一角を担ったフロントスリーは相手ディフェンス陣を震え上がらせた。
ユルゲン・クロップ監督も残留を望んでいたが、元ブラジル代表は契約延長をしないことを決断。長い期間悩みに悩み、しかも他のクラブと交渉すらしなかったあたりは人間性の良さを感じさせる。今回の決断は残念だが、選手本人の気持ちを尊重しなければならない。
同選手の代理人を務めるロジャー・ヴィットマン氏は、現在移籍先を検討している段階ではなく、リバプールがプレミアリーグで4位フィニッシュできるために尽力しており、目標を達成した後に次のクラブについて検討を始めると明かしている。
「現時点では、テーブルの上にある選択肢について話しているわけではない。」
「ロベルト(・フィルミーノ)は、シーズンを完結し、チャンピオンズリーグ出場権を巡る競争においてリバプールを助けることに100%集中している。」
「計画はこうだ。クラブが目標を達成したら、ロベルトと彼の家族は、次のチャレンジが何であるか、どこにあるのかを考え始めるだろう。」
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ピッチ内外で、チームメイトやスタッフだけでなく、サポーターからも好まれた元ブラジル代表FWは、最後の最後までクラブへの忠誠心を失わずに、フォア・ザ・チームの精神を持ち続けており、レジェンドとして歴史に名を刻む。
まだまだマンチェスター・シティやアーセナル、チェルシーらビッグクラブとの対戦も控えるリバプールだけに、独特なプレースタイルで相手を掻き乱す元ブラジル代表フォワードの存在は大切になりそうだ…