今シーズン限りでリバプールを去ることになった元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ。従来のセンターフォワードとは異なるプレースタイルで、新たなフォワード像を作り上げた同選手は、2023年6月までの契約を延長せずに、フリートランスファーでの退団を決断。
コンディションさえ整えば、リバプールでもスタメンを張れるだけの選手であり、インテル・ミラノやアトレティコ・マドリードなどイタリアやスペインから関心が届く一方で、中東クラブからも高額オファーとの噂も。
そして、元ホッフェンハイムFWを巡る争奪戦は、アメリカも巻き込んだ獲得レースに発展するかもしれない。メジャーリーグサッカー事情に詳しいトム・ボガーツ氏によれば、セントルイス・シティSCも獲得に乗り出したようだ。
Sources: St. Louis City SC among clubs interested in signing Brazil int'l Roberto Firmino this summer as a free agent when he leaves Liverpool.
— Tom Bogert (@tombogert) March 11, 2023
Firmino, 31, has 108g/79a in 300+ apps with Liverpool. Before that? He was at Hoffenheim…with STL sporting director Lutz Pfannenstiel pic.twitter.com/h7KUivWZEO
2019年に創設された新たなクラブは、今年からメジャーリーグサッカーのウェスタン・カンファレンスに参戦。3試合を終えた時点で勝ち点 “9” を稼ぎ、同カンファレンスの首位に立っている。
近年は全盛期を過ぎたネームバリューのある選手たちが、中東やアメリカに上陸するケースが相次いでいる。リバプールからもスティーブン・ジェラードがキャリアの終盤をロサンゼルス・ギャラクシーで過ごし、北米での男子サッカー人気の構築に貢献した。
他にも、すでに現役引退したウェールズ代表FWガレス・ベイルや元イタリア代表FWロレンツォ・インシーニェ、元マンチェスター・ユナイテッドFWハビエル・エルナンデス、元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインらがプレーしている、もしくは近年にプレー経験を持っている。
暮らしやすさからもアメリカを選択する選手もいる中、引く手数多のロベルト・フィルミーノはどのような決断を下すのだろうか…?