ジョルジニオ・ワイナルドゥムが去り、ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーらも年齢を重ねたリバプールは過渡期に差し掛かっている。今年30歳を迎えるファビーニョも今季は最高のパフォーマンスを見せられておらず、チアゴ・アルカンタラもまもなく32歳になってしまう。
ジュード・ベリンガムやマテウス・ヌネスらが獲得候補に挙げられる中、好調ブライトンで活躍するミッドフィルダーにも関心を寄せているようだ。
しかも、エクアドル代表MFモイセス・カイセドではなく、カタールW杯で優勝に貢献したアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターがターゲットになっていると、海外メディア『Football Insider』が報じた。
ロベルト・デ・ゼルビ新監督のもとでもスタメンの座を確保し、高い戦術理解度で中盤の様々なポジションでプレー可能。1.74mと小柄ながらも、アルゼンチン人らしいファイティンングスピリットを心に灯し、フィジカル勝負も多いプレミアリーグでも実力をいかんなく発揮している。
2025年までクラブと契約を結んでおり、これまでのブライトンでの活躍に加えて、ワールドカップでのプレーぶりで評価額が爆上がり中。獲得を狙うクラブは多いと見られる一方で、まだチャンピオンズリーグ出場権を狙える現クラブに留まる可能性もある。
世代交代以外にも、リバプールは退団が見込まれるナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンの穴を埋めるミッドフィルダーを補強せねばならず、イングランドでもトップレベルの試合を多くこなしている元ボカ・ジュニアーズMFは理想的な戦力になり得る。
ハーヴェイ・エリオットやステファン・バイチェティッチらレギュラーを務められる若きミッドフィルダーもいるものの、経験値が足りない場面も目立ち、20歳中盤でキャリアの絶頂期に向かっているプレーヤーの存在は助けになる。
まだ2年間契約が残っており、競合も多いことから移籍金は決して安くはない。ベリンガムに多額の資金を投じることもあり、ブライトンMFに回せるお金が余っているかはわからないが…はたして、アルゼンチン代表MFはアンフィールドに向かうことはあるのだろうか…?