5275万ポンド(約73億円)もの移籍金でリバプールに加わったギニア代表MFナビ・ケイタ。ジョーダン・ヘンダーソンと中盤のレギュラーになることを期待されていたが、度重なる怪我により、シーズンの多くをベンチ外で過ごすこともあり、結果的にスタメンの座を掴みきれず。
素晴らしいミドルシュートやドリブル突破を見せるシーンもあるものの、負傷癖は改善されずに、調子づいてきた頃に離脱するようなサイクルを繰り返している。ハーヴェイ・エリオットやステファン・バイチェティッチらの台頭もあり、出場時間も徐々に減りつつある。
そんな状況を憂いてなのか、今シーズン限りで満了を迎える現行契約を更新せず、シーズン終了後にリバプール退団が濃厚な同ミッドフィルダー。移籍金なしで獲得できるため、ドイツやイタリアなど各国から関心が届いている。
独『Bild』によれば、ボルシア・ドルトムントとRBライプツィヒが同選手を獲得候補のひとりに挙げており、かつてブンデスリーガで躍動したギニア代表ミッドフィルダーを巡り、争奪戦を展開する可能性があるようだ。
リバプールやマンチェスター・シティらが狙うイングランド代表MFジュード・ベリンガムに加え、マフムド・ダフードにも退団の噂が絶えず、中盤の枚数を揃えるためにも、ドイツで実績があり、フリートランスファーで獲得可能なケイタに関心を示している。
一方で、同選手の古巣クラブでもあるRBライプツィヒも中盤の強化を狙う。こちらもリバプール移籍が取り沙汰されたオーストリア代表MFコンラート・ライマーが来季からバイエルンに加入するため、同クラブで活躍したギニア代表MFに興味を抱いている。
他にもトッテナム・ホットスパーやASローマ、ガラタサライ…と様々なクラブの名前が報じられており、移籍先には困っていない。選手個人としても良い印象のあるブンデスリーガ復帰が本命と見られるが、ナビ・ケイタとの契約を勝ち取るクラブはどこになるのだろうか…?