イングランドではリバプールやマンチェスター・シティ、チェルシーなどが獲得を狙っていると言われ、スペインからはレアル・マドリードが執拗に獲得を試みるイングランド代表の逸材、ジュード・ベリンガム。
いまだ10代の元バーミンガムMFは、ボルシア・ドルトムントでは確固たる地位を築いており、同国代表においても、カタールW杯での活躍により中盤のポジションを確保。さらなる進化が見込まれるだけに、メガクラブがこぞって獲得に力を入れている。
所属するドルトムントも決して諦めておらず、新契約締結に向けた動きを見せ始めている。今夏の移籍マーケットで最も注目される同ミッドフィルダーだが、現役時代にバイエルン・ミュンヘンやボルシア・メンヒェングラートバッハで活躍した元ドイツ代表MFシュテファン・エッフェンベルクは、成長のためにもドイツに留まることを勧めている。
「（ジュード・）ベリンガムはまだ若いし、将来的に3〜4位に入るトップの契約を勝ち得ることができる。」
「また、（アーリング・）ハーランドとは違い、ベリンガムはボルシア・ドルトムントと強い絆で結ばれていると思う。彼は全面的なサポートと信頼を得ている。」
「だから、彼自身の成長のためにも、残留を決めてくれることを願っている。それに、他の場所では保証がないね。（ジェイドン・）サンチョはその最たる例だ。」
Sport1
非凡な才能を巡る争奪戦は、すでに水面下で白熱しており、日々報じられる内容が変わっている。ある時はリバプールが優勢と言われ、別の日にはレアル・マドリードが契約に近づいているとされ、メディアに振り回されている感が半端ない。
それでも、リバプールにとっては絶対的に獲得したい選手であり、エドゥアルド・カマヴィンガやオーレリアン・チュアメニら優れた若きフランス代表MFを揃えるスペイン王者とは熱の入れようが違う。
ジョーダン・ヘンダーソンの後継者として、ユルゲン・クロップ監督の新たな時代の中心選手として、どんな手を使ってもアンフィールドに迎えなければならない。ただし、移籍金は高騰中で、金額勝負であれば勝ち目はない。
はたして、注目のジュード・ベリンガムはどのような決断を下すのだろうか…？