ミッドフィルダー陣の世代交代が最優先のリバプールだが、センターバックの補強も考えたいところ。ジョエル・マティプが、今シーズン守備においてまずい対応を見せることも多く、ジョー・ゴメスも成長の限界を迎えている印象が拭えない。
イブラヒマ・コナテやフィルジル・ファンダイクが現時点ではベストなコンビだが、フランス代表センターバックも度々怪我で離脱しており、5番手のナサニエル・フィリップスも今夏で退団見込みということもあり、最低でも1名は若手センターバックを加えたい。
カタールW杯でも大活躍したRBライプツィヒDFヨシュコ・グヴァルディオルが理想的なターゲットではあるが、ジュード・ベリンガムら中盤の選手に大金を投じる予定のリバプールだけに、移籍金を抑えて獲得できる現実的なターゲットに切り替えなければならない。
海外メディア『Goal』によれば、リバプールがチェルシーに所属し、現在はブライトンにレンタル移籍中のイングランドU-21代表DFレヴィ・コルウィルに関心を示しているようだ。
今季はプレミアリーグ第16節からスタメンに定着したものの、怪我を負ってしまい、最近はベンチ外が続いている。20歳のセンターバックはチェルシーのトップチームでの出場機会はなく、U-21チームでは26試合でピッチに立っている。
U-9レベルからチェルシーで育ち、生粋のチェルシーっ子。 強靭なフィジカルで対人守備に強く、前に出てのディフェンスも得意そう。近年のセンターバックに求められるボールコントロールも申し分なく、3番手や4番手でスタメンを争うには打ってつけの人材と言える。
爆買いを続けるチェルシーに復帰したとしても、トップチーム入りすらも保証されていない。チアゴ・シルバやカリドゥ・クリバリ、セサル・アスピリクエタらベテラン勢に加えて、ブノワ・バディアシルやウェズレイ・フォファナら若手も揃っており、この夏にはさらなる補強もないとは言い切れない。
プレミアリーグ経験が乏しい懸念事項はあるが、その分安価で獲得できる。十分なポテンシャルを備えており、育成次第では化ける可能性もあり得る。
はたして、リバプールは同じく関心が噂されるイングランド代表MFメイソン・マウントとともに、ロンドンから2選手を補強することになるのだろうか…?