ミッドフィルダー陣の世代交代ならびに入れ替えの目玉として、ボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガムにご執心のリバプール。イングランド代表でもレギュラーに定着し、カタールW杯でも非凡な才能を発揮した。
そんな若き逸材を狙うのは、リバプールだけではない。プレミアリーグで長年優勝争いを繰り広げたマンチェスター・シティや、昨季チャンピオンズリーグ王者のレアル・マドリードらが本腰を入れ、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドも争奪戦に乗り出したとも報じられている。
資金力で圧倒的に有利な立場にいるライバルチームの存在は、リバプールにとっては大きな懸念であった。『The Athletic』デイビッド・オーンスタイン記者によれば、同ミッドフィルダーのアンフィールド移籍の可能性が徐々に消滅しつつあるようだ。
契約解除条項がなく、1億ポンド(約140億円)以上とも言われる要求額を捻出するのは、リバプールにとっては至難の業。かつてのフィリペ・コウチーニョのように法外な移籍金で売却できる選手もおらず、高額な金額を準備できるかが不透明になっているらしい。
ユルゲン・クロップ監督は同選手の獲得を熱望しているが、金満クラブのマネー・パワーが争奪戦をさらに白熱させ、移籍金を吊り上げられていることで、獲得レースのフロントランナーから外れてしまっているかもしれない。
選手本人の希望がリバプールとも、レアル・マドリードがドルトムントの要求額にマッチできないなど様々な噂が流れており、数週間単位でも情報は変わり続けている。
どの情報が本当かは分からないが、ジュード・ベリンガムの次なるステップはどのクラブになるのだろうか…?