アーセナルでの起用方法に不満を溜めた元サウサンプトンFWアレックス・オックスレイド＝チェンバレンは、中盤での起用を求めてリバプールに移籍。初年度こそ、最強フロントスリーとともに抜群のコンビネーションを見せ付けたが、その後は度重なる怪我に悩まされることに。
チアゴ・アルカンタラの加入、ハーヴェイ・エリオットやステファン・バイチェティッチらの成長もあり、近年ではミッドフィルダーとして試合に立つことは珍しく、左右のウィンガーでのプレーが多くなっていた。
そんな元イングランド代表MFとリバプールとの契約は今シーズン限り。更新はせずに契約満了に伴う退団が予定されており、サウサンプトン、レスター・シティ、ブライトンら3つのクラブが同選手の獲得に関心を寄せていると、海外メディア『Football Insider』が報じた。
最近では試合にすら出れておらず、今年8月には30歳を迎える元アーセナルMFに対して、中盤のダイナミックさを増したいロベルト・デ・ゼルビ監督（ブライトン）が熱視線を送っており、チームとして深みをもたらす存在だと考えているようだ。
かつてリバプールを率いたブレンダン・ロジャーズ監督（レスター・シティ）もウイングと中盤でプレーできる同選手を迎え入れたいという思惑に駆られており、古巣でもあるサウサンプトンもチャンスを伺っている。
ただし、レスター・シティやサウサンプトンは残留争いの真っ只中であり、チャンピオンシップに降格してしまった場合には、元イングランド代表ミッドフィルダー獲得は困難に陥るため、両クラブとも残留を決めたいところ。
リバプールでは様々なタイトルを獲得し、ビッグクラブや大舞台での経験も豊富な明るいミッドフィルダーの新天地はどこになるのだろうか…？