中盤の若返りが目下の課題となっているリバプールは、ボルシア・ドルトムントに所属する19歳MFジュード・ベリンガムに強い関心を寄せており、マテウス・ヌネス(ウルブス)やメイソン・マウント(チェルシー)らも獲得候補に挙げている。
ただし、全員を獲得することは予算的に難しい。ベリンガムには多額の資金を投資する予定だが、ミッドフィルダーは1枚では足りず、最低でも2枚は新戦力を確保したい。そのためにも、安価で獲得できる若手選手に目を向けなければならない状況だ。
海外メディア『ESPN』によれば、リバプールはセルタ・デ・ビーゴでプレーするスペインU-21代表MFガブリ・ベイガに触手を伸ばしており、ピッチでのプレー面に加えて、私生活についてまとめたレポートを依頼したようだ。
スピードに乗ったドリブルや力強いシュート、高いテクニックと攻撃的なミッドフィルダーとして必要な能力を兼ね備える20歳MFは、所属クラブでもレギュラーの座を確保しており、ラ・リーガでは今季25試合9ゴールを決めている。
センターフォワードや右ウィンガーとしてもプレー可能な若きミッドフィルダーは、4000万ユーロ(約52億円)の契約解除金が設定されていると言われている。決して安い金額ではないものの、交渉次第では値引きも可能だろう。
一方で、マンチェスター・ユナイテッドも同選手に関心を寄せており、ニューカッスルやACミラン、ナポリらも争奪戦に加わっている。リーズやボーンマスも今年1月にはオファーを提示しており、競争が激しくなればなるほど移籍金は吊り上がってしまう。
セルタ・デ・ビーゴは将来有望なミッドフィルダーを手放したくなく、2026年までの契約更新を急ぐ。とはいえ、多くのクラブが関心を抱く中で、クラブに残留させるのは至難の業かもしれない。
はたして、未来のスペイン代表MFは来季どのクラブでプレーしているのだろうか…?