この冬の移籍市場で、幼い頃から育ったPSVアイントホーフェンからリバプールに加わったオランダ代表FWコーディ・ガクポ。エールディヴィジでは左ウイングを担当することが多かったが、新クラブではセンターフォワードでのプレーを任され、新たなポジションに苦戦しつつも、徐々にパフォーマンスが改善中だ。
エバートンとのマージーサイド・ダービーで初ゴールをマークし、ニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッド相手にも得点を決めており、ゴール前での決定率も上昇。まだ連携が甘い部分があるが、ここからの半年間およびプレシーズンのキャンプを経て、急激に成長するだけのポテンシャルを見せる。
イングランドでの初めての生活を送る元PSVフォワードだが、リバプール独特の訛り “スカウス” には苦戦中。中でも、生粋のスカウサーでもあるイングランドU-21代表MFカーティス・ジョーンズの言葉を理解できずに、何度も聞き返すこともあるそうだ。
「難しいね。早口で話されると、理解できないんだ。」
「カーティス(・ジョーンズ)には、彼の言っていることが理解できず、3回くらい繰り返してもらうことがよくある。」
「オランダの他の地域の人から、僕の出身地の訛りがひどいと思われているけどね…」
Off The Pitch
ダルウィン・ヌニェスやルイス・ディアスらとは異なり、英語も堪能なオランダ代表FWだが、やはりスカウサーには悩まされている。トレント・アレクサンダー=アーノルドも同じアクセントの使い手であり、会話には苦戦しているのかもしれない。
さらに、いまのリバプールには北部出身者が多い。サンダーランド出身のジョーダン・ヘンダーソンやリーズ出身のジェームズ・ミルナー、スコットランド出身のアンディ・ロバートソンと、イギリス英語の中でも難しい分類の訛りを持つ選手もおり、スカウスだけではなく、別の方言にも対応しなければならない。
とはいえ、英語の基本ができているだけに、慣れるのは早いはず。ロンドン出身のハーヴェイ・エリオットやロンドンでの生活も長いファビオ・カルヴァーリョらもおり、様々な英語を聞きつつ、耳を英国仕様に変化させていくことだろう…
“That’s the headline from today” 📰@JamieWebster94 sits down with Cody Gakpo, @DiogoJota18 and Nat Phillips to talk music, FIFA nerves and fan chants.
— Liverpool FC (@LFC) March 21, 2023
Off The Pitch, presented by @Sonos 🎥 pic.twitter.com/hbkvXcZb22