ユルゲン・クロップ監督の第一政権が終焉を迎えているリバプールは、大幅なメンバー入れ替えが求められている。中でも、ミッドフィルダーは高齢化しており、今年の夏には新たなミッドフィルダーを最低でも2枚は獲得しなければいけない。
ジュード・ベリンガム(ドルトムント)やマテウス・ヌネス(ウルブス)、モイセス・カイセド(ブライトン)らが本命と見られており、他にも各国のミッドフィルダーへの関心が伝えれているが、その獲得候補リストにまた別の名前が加わったようだ。
海外メディア『90min』によれば、リバプールはマインツに所属するドイツ代表MFアントン・シュタッハに関心を寄せており、選手の成長を見守るためにもスカウトを派遣している。動向を追っているのはリバプールだけではなく、ニューカッスルやトッテナム、ウェストハムも同じようにスカウトを送り込んでいる。
1,94mと恵まれた体躯を活かしつつも、激しいプレーも厭わない。ボールコントロールやドリブル能力も申し分ない。今シーズンはここまで22試合に出場する24歳ミッドフィルダーは、ドイツ代表としても2試合で出番を得ている。
ここ数シーズンで評価を高めた同選手はステップアップの時期に差し掛かっている。現行契約は2024年までとなっており、今年6月を過ぎるとフリートランスファーの可能性が大幅に上がるため、マインツも今夏での売却を検討するかもしれない。
元々、ジュード・ベリンガムのように法外な移籍金が設定されているわけではなく、さらに安価で手に入るのであれば、オプションとして獲得しておくのも悪くない。ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらがフリーで退団する可能性が高まっているだけになおさらだ。
はたして、ドイツ代表ミッドフィルダーはリバプールに限らず、プレミアリーグ挑戦に歩みを進めるのだろうか…?