今シーズンのリバプールは実に不安定だ。ブレントフォードやブライトン、ウルブスらに3失点を喫し、リーズやノッティンガム・フォレストら降格圏に沈むチームにも負ける一方で、マンチェスター・ユナイテッドに7点を奪い快勝し、アンフィールドでのマンチェスター・シティ戦でも勝利を収めた。
上昇気流に乗ったと思った矢先に簡単に敗北することを繰り返し、エティハド・スタジアムでのマンC戦も実力差を見せ付けられての黒星。近づいたかに見えた来季のチャンピオンズリーグ出場権確保がふたたび遠のいた。
元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドはリバプールの補強ポイントのひとつとして、中盤の強化を挙げつつも、今シーズンの4位以内のフィニッシュは難しいタスクになりそうだと、安定しない戦いぶりに警鐘を鳴らしている。
「彼らは活力を失っているように見えるが、その原因を正確に特定することは困難だ。」
「試合前にあの中盤を見たが、両チームを統合してベストの選手を入れたら、シティのMFは全員チームに入る。」
「それは、リバプールの懸念事項の要素であり、夏に対処するエリアである。」
「リバプールファンからすると、今のトップ “4” フィニッシュは心配になる。周りには試合を控えたチームがあり、より安定しているように見え、彼らには少し優位性があるように見える。クロップや彼のチームにとっては悩ましい時期だ。」
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ジュード・ベリンガムをはじめ、ヨーロッパで活躍する20代前後〜20代中盤のミッドフィルダー陣に関心を寄せているリバプールは、ナビ・ケイタらが契約満了によって退団する事情も相まって、最低でも2〜3枚、中盤の選手を確保に動いている。
しかし、今シーズンの結果次第で、チャンピオンズリーグどころか、ヨーロッパリーグも逃すことになれば、魅力度が半減してしまう。欲しい選手を獲得することができずに、今夏の移籍市場で苦労する可能性もある。
できれば4位以内、最低でもヨーロッパの大会に出れる順位でシーズンを終えたいが、リバプールはふたたび盛り返すことができるだろうか…?