今シーズンは失点が嵩んでいるリバプール。先制点を奪われる試合も多く、結果として試合の主導権を握れずに、敗れる試合も少なくはなかった。ディフェンダー陣やゴールキーパーだけの責任ではないが、特にセンターバック陣はスタンダードに達していない選手もいる。
元シャルケDFジョエル・マティプは年齢の影響もあるのか、守備対応において選択を間違える場面も散見され、失点シーンにも関与。ジョー・ゴメスは良い時と悪い時のブレ幅が大きく、成長も止まっているように映る。
マティプには退団の噂がちらほら報じられる中、元リバプールDFマルティン・シュクルテルはプレミアリーグでも屈指のセンターバック陣が揃っているとしつつも、パリ・サンジェルマン移籍が決まっているスロバキア代表の後輩ディフェンダーが加わっていれば、さらに良くなっていただろうと語った。
「忘れちゃいけないのは、フィルジル・ファンダイクは今でも世界最高のディフェンダーの “ひとり” だということ。」
「リバプールには、ジョエル・マティプやジョー・ゴメス、そして(イブラヒマ・)コナテもいるので、そのポジションには良い選手が揃っている。」
「しかし、他に優秀なセンターバックを1人選べと言われれば、それはミラン・シュクリニアルだろう。残念ながら、彼はすでにインテルからパリ・サンジェルマンへの移籍に合意しているので、獲得することはできないが、もし補強できていればリバプールにとって素晴らしい選手になるだろう。」
The Athletic
27歳センターバックは、インテル・ミラノとの契約が2023年6月までとなっており、来シーズンはフリートランスファーでPSG加入で合意。世界でも最高レベルのフォワード陣を有するクラブに所属することになっており、悲願のチャンピオンズリーグ制覇を目指す。
セリエAでも豊富な経験を積み重ね、高いレベルでの試合も多くこなしてきたスロバキア代表DFだけに、リバプールに加わっていれば確実に戦略アップに繋がっていたはずだ。
とはいえ、もう獲得できない選手を追っていても仕方ない。新たなセンターバック獲得も噂されるリバプールにおいて、今夏の移籍市場で誰かが加わることになるのだろか…?