ミッドフィルダーの世代交代や入れ替えが直近の課題として迫っているリバプールは、ジュード・ベリンガム(ボルシア・ドルトムント)やメイソン・マウント(チェルシー)らに接近し、獲得の可能性を探っている。
渦中の2選手と同様、リバプールが強い興味を抱いているのが、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズMFマテウス・ヌネス。昨夏にポルトガルから初めてのプレミアリーグ挑戦に取り組んでいる同選手は、同リーグでここまで24試合に出場を果たしている。
まだまだ降格の可能性から脱しきれていないウルブスは、今シーズン途中にフレン・ロペテギ監督を招聘し、トップリーグ残留を目指している。
今夏の移籍マーケットにおいて、リバプール移籍が噂され続けるポルトガル代表MFを巡って、ライアン・テイラー氏(英国人ジャーナリスト)が意味深な発言。リバプールからの評価とロペテギ監督からの評価の違いに言及した。
「リバプールは、スポルティング時代から彼をスカウティングしていたので、高く評価されていると思う。興味深いのは、(マテウス・)ヌネスがロペテギ監督には、それほど高く評価されているとは思えないこと。」
「彼は常にチームにいるわけではなく、(ルベン・)ネヴェスや(ジョアン・)モウチーニョのように毎週プレーしているわけでもない。私はシーズン当初、ヌネスがウルヴスで頭角を現し、ネヴェスの後継者になるのではないかと思っていた。」
「2人は少し違うタイプの選手だが、そこに取引の余地があると思う。」
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プレミアリーグに完璧に適応しているとも、見事な活躍を披露しているとまでは言い切れない元スポルティングMF。運動能力が高く、ピッチ全体をカバーできる好ましいミッドフィルダーではあるが、経験値には不安が残る。
とはいえ、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらが退団し、ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョらがまた1つ年齢を重ねる中で、ミッドフィルダーの枚数を揃えるためにも欲しい人材であることは間違いない。
はたして、リバプールが理想通りの中盤強化を行えるのだろうか…?