昨シーズンの好調とは打って変わり、苦戦が続く今季のリバプール。ユルゲン・クロップ第一次政権が終焉を迎えており、新たな時代を切り開かなければならず、ミッドフィルダーやセンターバックの強化を目指している。
中盤の再構築に向けては、目玉としてボルシア・ドルトムントでプレーするイングランド代表MFジュード・ベリンガムに熱視線を送っており、マンチェスター・シティやレアル・マドリードら潤沢な資金力を有するクラブらとの争奪戦を繰り広げている。
レアル・マドリードが同選手の代理人を務める父親と話し合いを実施したとの報道もスペインから出ている中、リバプールも今夏の移籍市場でのメインターゲットの父親、マーク・ベリンガムと対話をする機会を設けたと、海外メディア『Caught Offside』が報じた。
ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーらピッチ全体を走り回り、猛烈なプレッシングをかけられるミッドフィルダー陣がベテランの域に入り、毎週のようにフル出場できない。後継者候補だったナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらは期待はずれに終わり、契約満了により退団濃厚。
20歳前後の若手選手が台頭しているものの、まだまだ大舞台での経験が少なく、起用には慎重にならざるを得ない。その点、ブンデスリーガをはじめ、チャンピオンズリーグやワールドカップでも大活躍を見せてきたイングランド代表MFは、10代とはいえ別格。
スティーブン・ジェラードを彷彿とさせ得るダイナミックなプレースタイル、攻守両面で試合終盤まで走り切れる体力も魅力。中盤の選手に必要なスキルを高いレベルで兼ね備えており、ビッグクラブ同士が獲得を争うのも当然の逸材だ。
ボルシア・ドルトムントもまだまだ契約延長を諦めておらず、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドらも参戦しているとも。
イングランドのみならず、世界でもトップレベルのミッドフィルダーになれる可能性を秘めた若き逸材は、来シーズンどのクラブでプレーしているのだろうか…?