遡ること、2008年の冬にゼニト・サンクトペテルブルクからリバプールに加わった元ASトレンチーンDFマルティン・シュクルテル。ファイト溢れるプレースタイルや対人守備でスタメンを掴むと、2016年までアンフィールドでプレー。通算で320試合に出場を果たした。
その後はフェネルバフチェやアタランタなどを経て、現在はスロバキアに戻ってプレーしている38歳のセンターバックだが、所属したクラブの中でも最も長い期間を過ごしたリバプール時代を振り返り、今でも誇りになっていると明かした。
「リバプールでやったこと、これだけ長く在籍したことは、ずっと誇りに思っている。僕は小さな国から来たし、リバプールに加入したときは、誰も知らない選手だった。」
「もちろん、良い試合ばかりだったとは言えないが、クラブのため、そしてファンのために常にベストを尽くそうとした。リーグカップで優勝したことは、僕のキャリアの中でもハイライトのひとつだ。あの日、ウェンブリーで得点できたことは、さらに特別なものになった。」
「ブレンダン(・ロジャーズ)の下でリーグ優勝に迫っていたシーズンは、今でも辛い思い出だね。今も時々、もっと違うことができたのではないか、優勝するためには何を変えればよかったのか、と考えることがある。でも残念ながら、もう変えることはできない。今はもう歴史だ。」
「僕は、それぞれの監督から何かを受け止めようとした。ラファ(・ベニテス)は僕を信じ、ビッグクラブにいることがどんなことか、世界最高のリーグでプレーすることがどんなことか、チャンスを与えてくれた人だった。」
「そのあとは、(ロイ・)ホジソンで、それほど良い時期ではなかった。ブレンダン(・ロジャーズ)の前にはケニー(・ダルグリッシュ)、そしてユルゲン(・クロップ)だ。すべてトップクオリティの監督たちだね。」
The Athletic