2015年から徐々にチーム力を強化し、過去数シーズンはヨーロッパでも屈指の強豪に成長。昨シーズンには4冠の可能性を残したリバプールだが、今季は急激な落ち込みから、プレミアリーグのみならず、各大会で強さを見せ付けられていない。
不調を迎えている最大の要因として挙げられているのが、激しいプレッシングをかけられなくなったミッドフィルダー陣の高齢化。ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーはキャリアの終盤に差し掛かっており、ファビーニョやチアゴ・アルカンタラも決して若くない。
彼らからの世代交代に取り組まなければならないリバプールは、ボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガムに熱視線を向けている。イングランド代表でもレギュラーに定着した同選手に対して、同国代表のヘンダーソンはベタ褒めのコメントを残している。
「彼のポテンシャルは、本当に天井知らずだ。」
「自分が望めばいくらでも良い選手になることができるが、正しいメンタリティーを持っていることが最も重要。」
「彼は本当に特別な選手で、彼の年齢とメンタリティ、トレーニングや試合への取り組み方、すべてが信じがたいほど。これまで見たこともないくらいだから、これから何年もいい選手でいられると確信している。」
「正直なところ、彼の年齢が信じられない。大人びたプレーで、ピッチの外でも、ジムでも、トレーニングでも、何もかもが成熟しているし、試合の翌日には回復しているんだ。彼は、ただひたすらサッカーに打ち込んでいる。」
「彼はスペシャルな選手だが、前にも言ったように、彼にプレッシャーをかけ過ぎないように注意し、サッカーをさせることが必要だ 。彼をサッカーに集中させられれば、ドルトムントで彼が行っていること、そしてイングランドでしているプレーを見ることができる。」
マンチェスター・シティやレアル・マドリードらも関心を寄せており、移籍金も法外な金額になる見込み。リバプールが資金力で争うことは難しく、獲得できるかどうか未知数。それでも、ファンとして、アンフィールドのピッチで躍動するベリンガムを見たいところ…