今冬PSVアイントホーフェンからオランダ代表FWコーディ・ガクポを迎え入れたリバプールは、この夏の移籍マーケットでミッドフィルダー獲得に乗り出している。守備的なミッドフィルダーから攻撃的なミッドフィルダーまで、様々なタイプの選手への関心の噂が飛び交う。
その中の一人が、アイントラハト・フランクフルトに所属するデンマーク代表MFイェスパー・リンドストロム。日本代表MF鎌田大地や元日本代表MF長谷部誠らもプレーしており、日本人にとっても馴染みのあるクラブで、主力として活躍している。
ドイツ紙『Bild』によれば、リバプール以外にもボルシア・ドルトムントも関心を寄せている。昨季39試合5ゴール9アシストを挙げ、ヨーロッパリーグ王者にも輝いた同クラブで躍動する23歳ミッドフィルダーの評価は高まっており、中盤強化を狙うリバプールが狙うのも必然。
所属クラブでは攻撃的なミッドフィルダーとしてのプレーが多いデンマーク代表MFだが、代表戦ではウィングでの起用が基本。レギュラーの座を掴みきれておらず、試合数こそ9試合に留まっているが、各国リーグの強豪クラブが動向を追っている。
プレミアリーグで今季首位をひた走るアーセナルに加えて、好調なブレントフォードも熱視線を送っており、フランクフルトも要求額を支払うクラブが現れた際には、同ミッドフィルダーを現金化するだろうと、ドイツ紙『Sport1』が報じた。
2026年6月まで契約を結ぶ同選手の評価額は、2500万ポンド(約35億円)とも言われており、プレミアリーグのチームにとっては十分に支払える金額。ビッグシックスだけでなくとも獲得可能で、イングランドとドイツで争奪戦が展開されるかもしれない。
23歳とそろそろ次のステップアップを図る時期に差し掛かっているデンマーク代表ミッドフィルダーは、どこのクラブでの成長を選ぶのだろうか…?